前回は【夢に関する考察】ということで、あくまでも私が思う「夢ってこういうものじゃないの?」というのを書きました。
今回はその続きで並列世界に関する話です。この話することで、やっとタイムリープに話を繋げることが出来るので、是非、ご覧いただけると嬉しいです。
【並列世界に関する考察】
先程、並列世界の自分の記憶を夢で見ているのかもしれないと書きました。並列世界と聞いて皆さんが思い浮かべるのは俗にパラレルワールドと呼ばれるものだと思います。
可能性の世界だとかIFの世界などとも言われたりしますね。
例えばAとBという二つの選択肢があったとしてAの選択肢を選んだとします。通常、Aという選んだのだからBという選択肢はなくなると考えるはずです。ところが、選ばれたAから連なる世界とは別に、Bを選んだ世界があるかもしれません。
そういった可能性ごとに分岐した複数の世界のことを大まかに並列世界と私は考えています。
分岐することによって結果が変わっていくわけで、複数の並列世界にて同じ同じ日時の自分の姿を見た時に、容姿が全く別人になっているということも普通にありえます。
ドラえもんの「あべこべ惑星」のエピソードじゃありませんが、自分の性別が違う世界線も普通にあるわけです。
そして、この並列世界なんですが、日常にあるもので同じ様な形のものがあります。
それはセーブデータです。もっと分かりやすく言うとゲームのセーブデータとなります。
では、何故、ゲームのセーブデータが並列世界と似ているのか。
例えばビジュアルノベルというジャンルのゲーム、選択式アドベンチャーゲームと言った方がわかりやすいですかね。
簡単に説明するとプレイヤーの選択により話の展開が変わっていくゲームです。選択によってエンディングも変わるものが一般的ですね。
この手のゲームを効率的にプレイするには選択肢の手前でセーブをして片方の選択肢から一通り進めたら、今度は先にセーブした分岐前のデータからやり直し、もう片方の選択肢を選んでプレイを進めるというのが基本です。
この「選択肢」から分岐した先がいわゆる並列世界と言えるわけですが、この時、Aという選択肢を選んだ世界とBという選択肢を選んだ世界は別々のセーブデータという形で同時に存在することができています。
Aに分岐したセーブデータ、Bに分岐したセーブデータということですね。現実の世界もこれと似たような仕組みで、Aに分岐した世界とBに分岐した世界は片方からもう片方が認識できないだけで存在しているのではないでしょうか。
そして、この並列世界は目が覚めている間はそれぞれの世界の境界がはっきりとしているが、眠っている時など特定の状態に限り境界が曖昧になるんじゃないかと思います。
この「境界が曖昧になる」という状態が発生することによって並列世界の自分と記憶の混濁が起こり、それが見知らぬ場所なのに地理を把握している夢や続き物の夢、繰り返し見る夢の下地になるんだと思います。
また、この時に彷徨いこんでしまう並列世界は、自分達のいる世界に近い位置?座標?にある世界だと私は考えています。そして、この並列世界たちはそれぞれが過去から未来へと螺旋構造的に入り混じって続いています。
その為、その時々によって近くにある並列世界が複雑に入れ替わり、タイムリープものの話でよく見る「文字が知っているものと違う」「自分の姿が違う」「歴史が違う」などという展開になるのでしょうね。
と、ここまでで私が思う「夢」と「並列世界」について書きました。次はやっと「タイムリープ」の話に入ります。
なお、ここまで書いたものは、あくまでもタイムリープがあるという前提に基づいた内容です。それも「明晰夢を見ることでタイムリープした」という話から思いついた考えです。
単なる妄想の産物として読んでいただけると非常に助かります。
それでは次回の記事をお楽しみに。