今日は2062年から来た未来人、通称2062氏の書き込みにあった「移民は増えない、なぜなら2024年に大事件が発生する」についての考察です。
これなんですが、ネットを見ていると「2024年に日本で大災害が起こる」とか「台湾有事が発生する」とか「日本で事件が発生するとは書かれていない。世界的な事件が起こる」などという解釈を挙げる人が多い様に思えます。
まぁ、「大事件」と書かれているのでもの凄く大きな規模の災害とかを想定してしまうのでしょう。
ですが、個人的には今の円安の状況も十分な大事件だと思うんですよ。慣れてしまって何とも思わなくなったというのもあると思いますけども。
例えば、2062氏が最初にネットに現れた2010年10月あたりのドル円相場はどんな感じだったでしょうか。
七十七銀行のサイトによると、2010年10月1日の相場は1ドル83.56円となっています。その他の日付の相場に関しては下記のリンクより確認してください。
2010年10月に1ドル83.56円だったものが、2024年5月16日現在154.70円。14年程で2倍近くにまで上昇しています。更には、先月、2024年4月29日には1ドル158円台まで値下がりしていて、これは1990年5月以来、およそ34年ぶりの円安ドル高水準です。
毎年のことではなく「34年ぶり」と考えると、今回の円安も十分に大事件だとは思えないでしょうか?
そして、先月4月15日には産経新聞のサイトでこんな表題の記事が公開されました。
簡単に内容を紹介すると、日本に来て稼いだ給与が自国通貨に換算した時に目減りしてしまうので、わざわざ日本に来て働く意味が無いなと感じる外国人労働者が増えているという話です。
今までは日本に来て働いた方が自国で働くよりも割が良かった。だから外国人労働者、いわゆる移民が増えました。ですが、円安により割が合わなくなったから労働先としての選択肢から日本が外れる。
つまり移民が減るということです。
もちろん不法移民や難民はこの限りではありません。在留資格を持っていないのに日本にいる彼らを「不法移民と呼ぶのは差別だ」と騒ぐNPO団体も存在するくらいなので、どうにか日本国内に不法移民を増やそうという勢力もいるようです。
ですが、ここ最近になって難民申請の悪用を解消し強制送還できるようにしようという動きも出てきています。
この円安と不法移民の強制送還、2つが重なり合うことで移民が増えることはなくなるのではないかと思います。
元の2062氏の発言を見てみても「移民は増えない」とは書いていますが「移民が減る」とは書いていません。
増えない=減るではなく、増えない=現状維持という可能性もあると思います。
ましてや、このまま円安が進み1ドル200円超えという1985年のプラザ合意のあったころの水準になってしまったらそれこそ大事件です。
円安により日本に魅力を感じなくなることで正規の移民が減り、不法移民対策が強化されることにより不法移民の増加速度を今よりは遅くする。
プラスマイナスゼロの状態で進行する。こんな感じなのではないでしょうかね。
これ以外の要因で移民が減るとなると、日本が戦争状態に突入して外国人が母国に帰還した結果として移民が減るというパターンですね。
第三次世界大戦は2030年よりも前だという2062氏の書き込みもあるので戦争の可能性も捨てきれませんが、現状で起きていることに要因を求めるとなると、円安が更に進んでそれが移民増加にストップをかけることになるのではないかなと私は思います。
あくまでも「2024年に大事件が起こる」とだけだったので、答えは年末まで分からない可能性もありますが、はたしてどうなることやら。楽しみですね。